小笠原の旅について
つい最近世界遺産に指定された小笠原ですが、私も主人と以前に小笠原を旅した事があります。どういう訳で小笠原を選んだかというと、やはり海の奇麗さ、自然の豊かさなどを聞いたり、また、長い船旅と言う今まで経験した事へのあこがれがあったのです。特に豪華な旅をするつもりはありませんでしたので、船室は2等客船を選びましたし、逆にその楽しさを経験するのも良いという考えでした。
いざ小笠原への出発が近くなってくると、色々な人からの情報で必要なものを現地調達するのが難しい場合があるため、万が一に備えて持ち物は注意した方がよいと言うのです。あれもこれも持って行く訳にも行きません。それでなくても着替えなども含めマリン用品までかなりの嵩張る荷物と重量だったのですから、一体どこに何泊の旅なのかというくらいのバックをかなりコンパクトになるまで持ち物の選定をしました。
出発の日、桟橋へ着くとおがさわら丸が岸壁に横付けされています。私たちと同じように小笠原に向かう人が船へと入って行く姿か見えました。なんだかとても緊張しましたが、明日の昼過ぎには小笠原の青い海を見る事になると思うと、同時にワクワクしてきました。全く船旅は初めてでしたので2等だとしても船旅を楽しもうと思っていました。
船の中に入って2等船室に向かいました。25時間もの時間の居場所なのですから、どんな場所なのか早めに見てみたいものだと思いました。私たちの使う2等客室は広い娯楽室のようなところで、通路から一段上がったフロアーにマットと毛布が並べられてあります。そのズラッと並べられたマットの1つの場所のみが自分のスペースということでした。聞くには聞いていましたが、ズラッと並んだマットに少し驚いた感じもしました。手を広げるとお隣のマットが手に当たるくらいの距離ですから、お隣に来る方が感じの良い人である事を願いながら、自分の場所を探したのです。
私たちの場所は通路から少し離れた真ん中あたりの場所でした。奥すぎず通路沿いでもなくちょうどいいかもしれないと私たちは話しながら腰をおろしました。